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被災地支援センター

JDF能登半島地震支援センター連絡会議(第15回)

日時 2025年11月13日(木)午後2時~3時
オンライン開催

1.センターの活動報告

・地震から2年近くが経ち、和倉温泉では21か所中8か所の宿がようやく営業再開している。重機が入り沿岸部を中心に解体や工事が少しずつ進んでいる。輪島では、朝市のあったところは更地になっているが、周囲にはまだ解体されない建物もある。珠洲では津波被害を受けたと思われる車がまだ残されていた。電柱も傾いたままだ。奥能登では復旧復興の遅れている地域が残されている。
・支援センターは75週めだが、全国からのスタッフ募集に努めており、短期派遣も含めて受け入れ、何とか活動をつないでいる。
・来年度の4月以降も、JDFの支援継続を望む声が、個人からも事業所からもある。ニーズがあっても外部からの支援を同じ形で続けていくことは難しく適切でない。現在JDFが行っている活動を、どのように継続していくか、ゆめ風基金、AAR、地元の相談支援専門員や事業所などと定期的に検討・調整を行っている。

2.県内各団体・関係団体からの情報など

・やなぎだハウス(能登町)では、豪雨災害で床上浸水の被害を受けたが、その修繕がまもなく終わることから、12月5日に修繕完工式を行う。JDF能登支援センターからもお招きし参加いただく。
・やなぎだハウスでは、利用者の通所・通院の送迎や、さまざまな障害のある利用者への応対などに、人手が足りない状況だ。地元の人材は手話などの専門性を求めるとなかなか見つけづらい。引き続きJDFの支援を望んでいる。
・和倉温泉で働いていた視覚障害のあるマッサージ師を、仮設住宅などに出張派遣する「地域コミュニティ再建事業」を、石川県視覚障害者協会では引き続き行っている。利用希望が多く喜んでいるが、職員がボランティアで送迎を行うという苦労もある。また冬場になるとどこまでリクエストが来るのかも課題だ。和倉温泉が一日も早く復興し、本来の仕事が増えるのが一番だ。和倉温泉を訪れたら、ぜひマッサージを受けていただきたい。
・4月から開始した代筆代読の広域派遣事業も、利用登録者を増やし、制度の充実を図っていきたい。

3.JDF地域フォーラムin石川について(1月16日、和倉温泉)

・和倉温泉という開催地からも、バリアフリーツーリズムの話題をぜひ含めるべきだとの意見が重ねてあり、登壇者を調整することとした。
・現地の声を広く参加者に共有できる内容とするのが一番だ。能登半島地震についてメディア等で取り上げられる機会が減っている。その中で取り残されている人がいることを、地元や全国のメディアでも取り上げてほしい。
・1月に予定されている「のとからの風」展のパネル・資料等の展示も行う。

4.意見交換、今後の活動予定等

・次回の能登支援センタースタッフ報告交流会(12月25日)、ならびに、次回連絡会議の日程(12月17日)の確認等を行った。

(まとめ JDF事務局)


参加団体(順不同)

(石川県団体)
石川県身体障害者団体連合会
石川県視覚障害者協会
石川県聴覚障害者協会
石川県手をつなぐ育成会
きょうされん石川支部
地域支援センターポレポレ(ゆめ風ネット加賀)

(JDF構成団体等)
日本視覚障害者団体連合
全日本ろうあ連盟
日本障害者協議会
全国手をつなぐ育成会連合会
全国精神保健福祉会連合会
全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
日本障害者リハビリテーション協会

(関係団体より)
ゆめ風基金


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