1面 No.77 2025年11月29日 能登半島地震・障害のある人たちの支援活動ニュース やわやわと 「やわやわと」は能登の言葉で「ゆっくり・急がず」 発行:日本障害フォーラム(JDF) 能登半島地震支援センター TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com 〜誰ひとり、取り残さないために、つながります〜 能登は朝晩の冷え込みが一段と強くなり、木々が鮮やかに色づいています。77クールは短い秋の活動でした。七尾市内のB型事業所、ゆうの丘で作っている椎茸の、今年の新物も堪能させていただきましたよ。 そして今週は、支援センターで使わせていただいている5台の車のタイヤを冬用タイヤにかえました。整備工場にはタイヤ交換の車が他にも持ち込まれていました。気象庁の1か月予報では12月に入ると急に気温が下がるとのこと。間もなく雪の季節の到来です。 写真 キャプション 77クールの愉快なスタッフたち 能登半島の現在の状況は調べて来ていたものの、美しい紅葉や海の広がる景色、潮の匂いとは対照的な土地の歪みや崩れ、いびつさを感じ、胸が苦しくなりました。「地震で家がなくなった。」「でも仮設(住宅)があるけんね。」と日常の会話の中で当たり前のように使われ、地震災害時の恐怖や不安はいつまでも心の中に残り続けていくのだろうと思います。一互一笑さんでの現場支援、少しでもお力になれていれば嬉しいです。ありがとうございました。 (福岡 福岡ひかり福祉会 深見奈央) 〜障害のある人のSOS・相談お待ちしています!〜 被災した障害のある、みなさんの相談に、対応できるように、がんばります! JDF能登半島地震支援センター センター長 田中 弘幸 写真 田中センター長の写真 ★食品・生活用品の相談 ★病院への移動支援や付き添い ★傾聴などの精神的支援 ★室内の片付け ★避難所などの引っ越し支援 ★家屋修理や生活費の相談 ★福祉制度に関する相談 協力団体との連携により、とりくんでいます。 https://drive.google.com/file/d/1GUZABc0ITWIK_kzM305m8opTvAojfRW9/view?usp=sharing 2面 写真 キャプション やなぎだハウスの利用者といっしょに やなぎだハウスへ2度目のお邪魔です。前回お会いした方々と同じ顔ぶれで、お元気そうで、ほっとしました。温かい笑顔で迎えてくださり、私を覚えていてくれた方もいて、大変感激です。ただ、皆さんの暮らしぶりをじっくりお聞きすると、仮設住宅での状況は、前回お伺いした時からほとんど変わっていないようです。多くの方がご高齢ということもあり、新しい生活へ踏み出す見通しを立てるのが、今もやはり難しい状況にあるとのことで心が痛みます。この状況をすぐには変えられませんが、今後も必要な時に力になれるよう努めていきたいです。 (東京 全難聴国際部 宮本忠司) 写真 キャプション やなぎだハウスの利用者さんといっしょに 半年ぶりの能登支援。今回は、やなぎだハウスに4日間。この間、東京でデフリンピックが開催され、手話やろうスポーツに注目が集まっていた。やなぎだハウスは聴覚障害者が働く施設だが、手話を基盤にし、難聴や中途失聴者、精神や知的に障害がある人々が筆談など様々なコミュニケーションで交え肩を並べている。これはイタリアのろう学校で実際に起きている逆インクルーシブと同じで、やなぎだハウスに未来を感じた。一番心に残ったのが、ここに来て手話を覚え、仲間と共に働く一人の青年の姿。障害種別を越えたチームプレーだ。 (東京 全難聴国際部 南由美子) 二度目の能登支援です。70代の私でもお役にたっています。非正規職員故の自由さもあります。道が直っても、更地は増え、逆に人が減っています。私たちの職場でも慢性的に人不足です。しかし、奥能登は深刻です。支援員、送迎職員が足りません。その影響は利用者と保護者には甚大です。能登の復興が遅れているのは、地理的なことや大阪万博の影響があったのは本当に残念です。77クールのメンバーは30代〜70代でセンターは合宿の様相です。夜の交流会は有益です。 (京都 亀岡福祉会 馬越寛晃) 今年6月以来、2回目の能登支援は寒いですね。5ヶ月前と比べてだいぶ更地は増えて道路もかなり走りやすくなった印象です。それでもなお解体、改修工事を行く先々で目にします。また、季節も変わり木々が赤く色づいた景色の横で未だ手つかずとなっている土砂災害の爪痕は残り、さらに現地の支援員が足りず大変な状況が続いていることに心が苦しくなります。私達の支援が未だに「被災地」のままの能登の人たちの助けに少しでもなればと思いながら過ごした6日間でした。能登のことをこれからも忘れずに。お会いした皆様、また再会しましょう。(神奈川 夢21上星川V 遠藤周太) 写真 キャプション 穴水駅で見かけた張り紙に被災地にいることを実感 < 支援を支える募金の協力をお願いします > 下記銀行口座または郵便振替口座に払込をお願いします。 ○ 銀行振込:ゆうちょ銀行 ○一九(ゼロイチキュウ)店 当座:0750236  口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ○ 郵便振替口座:00120-2-750236 口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ホームページULRとQRコード https://blog.canpan.info/jdfshiencenter/category_5/1 【JDF能登半島地震支援センター】  〒926-0175 石川県七尾市和倉町カ18 TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com